私の歩んできた道~プロローグ
私どもの食品業界は、古くからある業界です。先人たちが積み上げた功績は感じておりますが、現在も、合理的とは、到底思えない古い慣習が、はびこっています。
会社を創業して15年。もう、20年、この業界のことを見聞きしてきました。
昨日、ある人から、昔の話を書くことのアドバイスをいただきました。
長らく封印していましたが、書いてみようと思います。
父が製造側で、我が家に来た大人たちの人間模様を子供のときから見ていました。
まったく、この不条理、非合理を打破したいと考えてきました。
例えば
いくら商品が良くても、接待しないと、納品ができません。</
ですから、いくら提案しても。
「商品いいだけどね(ため息)あそこの売り場は、もう○○社で決まりなんだよ」
こうなります。
企業が戦略として、顧客の囲い込みに成功しているからいいじゃないか
といわれる向きもあると思います。
売り場は、たとえ民間企業でも地域の食を支える社会的な責務もあるから、
担当者と業者の関係のみで決められ、歪められることへの疑問があります。
懸命に努力しているレベルの高いメーカー様の商品を、スムーズに社会に出すことの責任があると感じています。
私は、当然、社会の中にいる訳ですから。