売り場の景色を考える
以前、師匠から、売り場の景色を意識しろといわれたことが、あります。
当時は、弁当製造業者でしたから、意味はわかりませんでしたが
今、弁当売り場企画立案を担当して、よくわかるようになりました。
それは、
お客様に魅力的な売り場と思っていただけるか?
自社提案と他社提案、そして、競合他社も含め、
その地域で、お客様にベストな提案をとことん考えることです。
庭園で言えば、借景を取り入れることです。
目の前の庭園だけでなく、はるか向こうの山の景色を含めて、全体の景色を考えることです。
地域でいかに、お客様に愛され、支持をいただくかです。
自社だけ、売り上げ最大化を真っ先に考えますが、長期的な安定をもたらしません。
この地域に働きに来て、様々な弁当や外食があって楽しいなと思っていただけることが重要です。
しかし、競合ライバルと仲良くすることでは、ありません。
お互い、切磋琢磨しなければならないということです。
また、時間の軸も重要です。
それは、
お客様と売り場は、一緒に成長しなければならないからです。
お客様は、目が飽き、肥えてきます。
それに対し、売り場は作戦を立てなければ、なりません。
手を変え、品を変えなくてはなりません。
変えなくてはいけないこと、守り抜く事の取捨選択が重要なのです。